KVMのホストOS(CentOS)のネットワークをブリッジ化する設定

KVMによる仮想化環境で、ゲストOSを外部の物理ネットワークに接続できるようにするには、ホストOSの仮想インターフェースをブリッジモードで動作するように設定しなければいけません。

ホストOSをインストールしたとき、そのネットワークインターフェースはeth0になっています。これをホストOSとゲストOSで共有するために、仮想的なブリッジをホストOSに作ってeth0を接続する方法に切り替えます。

KVMを使う(ネットワーク設定編) « さくらインターネット研究所

ちなみにXenの場合、このへんは、デフォルトで設定されています。

ドメイン0を起動した後,「ifconfig」コマンドを実行すると,「xenbr0」という名前のブリッジ・インターフェースが作成されていることが分かる。Xenではこのブリッジ・インターフェースを使用することで,仮想ネットワーク上にあるドメインUを,物理ネットワーク上にある独立したホストと同じように見せられる。

第3回 Xenによる仮想環境のネットワーク構築 – Xenによる仮想化システム構築術:ITpro

ということで、KVMのホストOSのネットワークをブリッジ化する設定です。

ブリッジの設定

  1. ブリッジインターフェースの設定です。現在eth0に割り当てられているIPアドレスは、ブリッジインターフェースに設定するので、ifcfg-eth0の設定ファイルをifcfg-br0というファイル名でコピーして、それをもとに編集して設定します。

    # cd /etc/sysconfig/network-scripts/
    # cp ifcfg-eth0 ifcfg-br0
    # vi ifcfg-br0
    DEVICE=eth0

    の設定を

    DEVICE=br0

    に変更して、新たに

    TYPE=Bridge

    の設定を追記します。

  2. eth0の設定です。eth0の設定ファイルに「BRIDGE=br0」の設定を加えて、下記のように上書き設定します。

    # vi ifcfg-eth0
    DEVICE=eth0
    ONBOOT=yes
    BRIDGE=br0
    HWADDR=*:*:*:*:*:*
  3. ネットワークサービスを再起動して、設定を反映させます。

    # /etc/init.d/network restart

    確認してみます。

    # brctl show
    bridge name     bridge id               STP enabled     interfaces
    br0             8000.782bcb2e3789       no              vnet1
                                                            vnet0
                                                            eth0

    ブリッジbr0に、eth1、tap0、tap1がインターフェイスとして加えられていることが分かります。

    @IT:KVMの導入と基本的な使い方(3/3)

  4. トラフィックが転送されるようにiptablesの設定を行います。

    # iptables -I FORWARD -m physdev  --physdev-is-bridged -j ACCEPT
    # /etc/init.d/iptables save
    # /etc/init.d/iptables restart

    確認してみます。

    # iptables -L
    Chain FORWARD (policy ACCEPT)
    target     prot opt source               destination
    ACCEPT     all  --  0.0.0.0/0            0.0.0.0/0           PHYSDEV match --physdev-is-bridged

以上で、設定完了です。

仮想マシンマネージャーの共有物理装置に選択肢が!

例えば、GUIの仮想マシンマネージャーの場合には、以下のように選択項目に「eth0(ブリッジ br0)」が追加されるようになります。

  • ブリッジ設定前は、共有物理装置の選択肢がなかったのが、

    仮想マシンマネージャー ブリッジ設定前

    仮想マシンマネージャー ブリッジ設定前

  • ブリッジ設定後は、「eth0(ブリッジ br0)」を選択できるようになりました。

    仮想マシンマネージャー ブリッジ設定後

    仮想マシンマネージャー ブリッジ設定後

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  1. ピンバック: KVMをインストールして、仮想サーバを作る手順のまとめ – FlatLabs

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