KVMの仮想ディスク、「ブロックデバイス」と「ファイル」の速度比較

KVM環境で、ゲストOSの仮想ディスクとして、ブロックデバイス(Logical Volume)とファイル(ディスクイメージ)を割り当てた時のディスク速度の比較を行ってみました。

仮想ディスクの割り当て

まずは、比較する2つの仮想サーバ(CentOS)を作ります。ここでは、GUIの仮想マシンマネージャーを使って作成することにします。

仮想ディスクにブロックデバイス(Logical Volume)を割り当てるには、仮想マシンを作り始める前に、Logical Volumeを作成しておいて、「ストレージ」の項目で、「ブロックデバイス」を選択して、パスを指定します。

# lvcreate -L 10G -n block VolGroup00
  Logical volume "block2" created
ブロックデバイスを選択

ブロックデバイスを選択

仮想ディスクにファイル(ディスクイメージ)を割り当てるには、「ストレージ」の項目で、「ファイル」を選択して、「サイズ」を指定することで、仮想ディスク用のファイルが作成され適用されます。

ファイルを選択

ファイルを選択

「ブロックデバイス」と「ファイル」のディスク速度の比較

それでは、両方の仮想サーバで、hdparmコマンドを使って、ディスク速度を測定して、あと、ついでにホストOSでの測定結果も加えて、比較してみたいと思います。

ちなみに、ホストOSのストレージは、seagate製500GB HDDの物理ディスクが1枚の構成です。

# hdparm -i /dev/sda | grep Model
 Model=GB0500C8046                             , FwRev=HPG2    , SerialNo=9QM5LBY8

と、いうことで、以下がhdparmを10づつ回行った結果です。

  file(KVM) block(KVM) host
1回目 49.79 MB/sec 53.47 MB/sec 79.38 MB/sec
2回目 47.91 MB/sec 54.77 MB/sec 78.89 MB/sec
3回目 48.33 MB/sec 53.72 MB/sec 80.09 MB/sec
4回目 48.36 MB/sec 55.08 MB/sec 81.34 MB/sec
5回目 42.25 MB/sec 53.60 MB/sec 80.60 MB/sec
6回目 47.81 MB/sec 54.49 MB/sec 79.82 MB/sec
7回目 49.69 MB/sec 53.67 MB/sec 80.12 MB/sec
8回目 48.91 MB/sec 52.34 MB/sec 76.83 MB/sec
9回目 46.56 MB/sec 54.12 MB/sec 79.67 MB/sec
10回目 48.61 MB/sec 54.48 MB/sec 78.45 MB/sec
平均 48.02 MB/sec 53.97 MB/sec 79.52 MB/sec

KVMの仮想ディスクの速度比較のまとめ

今回の測定結果に基づいたまとめです。

  • KVMのブロックデバイスの方が、KVMのファイルより約1.1倍速い。
  • KVMのブロックデバイスは、直接アクセスの約7割程度の速度。
  • KVMのファイルは、直接アクセスの約6割程度の速度。

ひとこと

今後、KVMで仮想サーバを作るうえでの参考になった!

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